ブログをずっとほったらかしで

別にサボっていた訳ではなく

今年に入ってから新店舗「Cleaning Miyabi」が始まり

することが多すぎて

事例やネタがないわけではなく、むしろ溜まるいっぽうでありますが

ブログを書くモードにならない。

そんな時に無理に義務的に書かいても

見てくださる方には言葉しか伝わらない。

つまりは面白くないのであります。

でもさすがに2ヶ月もほったらかしだと

見てくださってる方々もネガティブになってしまうので

そろそろ書こう。

新店舗「Cleaning Miyabi」の方は

幸い優秀なスタッフが独自にブログを書いてくれてるので安心です。

こちらも見てやってください。

さて

先日、大阪の同業仲間「クリーニングCozy

テレビによく出てるのでご存知の方も多いと思いますが

代表の益田浩二氏の還暦のお祝いがありました。

まあこの業界の仕事仲間は技術集団で

固い話が多く、私としては艶っぽい話の方がいい。

大変物足りないトークなのでありますが、

別に浮いてるわけではなく

知ったかぶりの得意な私は

結構盛り上がっているのであります。

そんな中で

皆さんが知ってるようで知っていないお話をひとつ。

「○○は倍に薄めても効果変わらないよなぁ。」

「薄めたらペーハーは中性に近づくのに何でやろ?」

「薄めてもペーハー変わらへんのとちゃう??」

等々、

そんな話に講釈を論じるわけですが、

たかが知ってか無いかと言うだけで

自慢そうに喋ってる。

情報共有化の時代なんだから

ネットで調べればすぐわかる事なのに。

なんて小っちゃい吾輩なんでしょうね!!

セミナーや教室などではこういう話を分かりやすく説明してくれてます。

でも皆さん勘違いしないでくださいね。

あれは情報料ではなくサービス料なのです。

今日はそんな雑学をひとつ。

久しぶりの投稿でお堅いネタに

拒絶起こす方もいらっしゃると思いますので

とりあえずはこれにて中〆。


それでは題しまして今日のお勉強

「PH(ペーハー)の数字は何を表してるの?」

*

ペーハーの数字は酸性アルカリ性を表す数字で

PH7が中性で

PH7より数字が小さくなれば酸性が強くなり

PH7より数字が大きくなればアルカリ性が強くなります。

えっ、数字が上がるのに酸が弱まるの?

実はこの数字にはからくりがあります。

このPHの数字は水素イオンの量を表してまして

正確には下図の様に表し10のマイナス乗数

赤色の数字を省略したものがPHの数字になってるのです。

なのでPHの数字が上がれば水素イオンが減るのです。

例で説明しますと

PH1の時、水素イオンの量は10¯¹(mol/L)つまり0.1(mol/L)あります。

PH2の時、水素イオンの量は10¯²(mol/L)つまり0.01(mol/L)あります。

(mol)は難しいので量の単位と考えてください。

もうお気付きでしょうか?

PHの数字を1上げるためには10倍薄めなければならないのです。

単なる濃度希釈とは違うと言う事がお分かりでしょうか。

ですから上記の会話のように倍に薄めたぐらいでは

ペーハーはほとんど変わらず効果もほとんど変わらないのです。

ではなんでPH7が中性なのか

水溶液とは水を溶媒とした溶質の液体の事で

必ず水素イオン(H)と塩基(OH)が存在します。

そして水溶液中の水素イオンが多いと塩基が少なく酸、

水素イオンが少ないと塩基が多くアルカリとなります。

PH7の時、水素イオン(H)が0.0000001(mol/L)

一方、対する塩基(OH)もPH7の時0.0000001(mol/L)になるのです。

(H)と(OH)が同じ量あるのでH²O(水)になるのです。

つまり中性です。

水素イオンというのは水の中ではとても暴れん坊で、

実は我々クリーニングにはとても密接にかかわっているのです。

水で洗ったらしわになりやすいのも水素イオンの悪戯です。

なので悪戯されないように

水素イオンの暴れない有機溶剤で洗うのです。

(有機溶剤は水を含まないアルコールや石油、灯油のようなもの。)

これがドライクリーニングというものなのです。

家庭用に販売している洗剤で

ドライクリーニング出来る洗剤などと謳っている商品がありますが、

はっきり言って嘘です。

水を使う以上それはドライクリーニングではないのです。

消費者の皆さん騙されないでね。

今日は久しぶりの投稿で緊張してます。

固い話ですみません。

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