先週、我々にとって印籠とも言える
クリーニング師の講習に行ってまいりました。
帰りに三宮にでも出て夕食でもと。
何がいいかな？と一応は考えるのですが、
気持ちはいつもの如くイタリアン。
早い時間なので
PINOCCHIO（ピノッキオ）空いてるかな？
PINOCCHIOは超人気で１５坪ほどの店ですが
いつも列が出来てるのです。
カウンターが空いてました。
ラッキー。
実は半世紀以上神戸にいますが、
初めて入るのです。
気さくなマスターに案内してもらって
「再注文は順番待ちで３０分くらいかかりますので、
出来れば一度に頼む方が早いですよ。」
なので
注文は取り敢えずビールと
丸ごとトマトにプレーンのピザにイカ墨パスタ。
先ずはトマトは早くに来たので、
ところがビールが来ない。
「マスターすみませんビールは・・」
「あっ、申し訳ないオーダーがと通ってなかった、直ぐに」
「ビールも３０分かかるのかと思った」
「いやぁ、ツッコまれてしまいました申し訳ない」
などと
歳も近いせいか感性が合うのか人柄か
気持ち損なわず
凡ミスもユーモラスに解決。
何か話が合うんですよねえ。
やがてピザが来た
何かメモ付きで。
よく見るとシリアルNo.が打ってある。
開店当時からのピザの枚数だって
137万5019枚目。
こう言うサービスって
一枚一枚作品と言うプレミア品。
お商売上手と言えばそれまでですが、
嬉しい心遣いですね。
当店もしみ抜きにシリアルNo.打とうかな。
＊＊
そろそろ黒いのが来るころだな、
イカ墨パスタの登場。
お洋服に付くと取れませんから
ナフキンを付けて
気を付けて食べてください。
少しづつ口の周りに付かぬ様
お歯黒を楽しみながら頂く。
これもまたイカの味が濃く美味い、
墨の量が半端ない。
しかし本当に取れないのかな？
プロの血が騒ぐ。
よし、付けて帰ろう！
服に付ける訳にいかないので
タオルハンカチになすりつける。
マスターが不思議そうに見てる。
事情を話すと
「それはうちも助かります。取れたらお客さん誘導しますよ」
って言いながら
さりげなくアイスクリームが出てきた。
ビールのお詫びです、お口直しにどうぞ。
さりげなく粋な計らいにおなかいっぱい。
こういった店にこれまで来てなかった自分に
神戸人として罪の意識を感じながら
神戸は人の心もお洒落だなと
嬉しくなっちゃいました。
マスターごちそうさま、お勘定！
皆さんも一度は寄ってみて。
予約した方がいいかも。
＊＊
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