今回からこちらでブログ更新となります。
過去ブログは旧ページから移動したブログです。
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これまた派手に付きましたねぇ。
2月ごろの事例です。
塗りたての壁に擦っちゃったようで、駆け込んでこられました。
ペンキが直接ついたわけではないので
比較的取れる可能性は大ですが、
やはりリスクは伴います。
普通ペンキ等は樹脂なので
溶剤で溶かして取りますが
ダウンの場合、
溶かすと溶けた樹脂が中に浸透し
羽毛に付いて風合いが変わってしまいます。
しかも
表地は羽毛が出ないように気密が高く、
濯ぎが悪いので残留する可能性があります。
と言って
溶かさず物理的にそぎ落とすと
生地を傷めてしまいます。
油性ペンキは主に
キシレンやトルエンを使ってるので
キシレンやトルエンを使えば
樹脂が解け出るのでしょうが
前述の通り羽毛に滲みわたってしまいます。
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今回は新ページ始動記念で
当店の手法を公開!
キシレンやトルエンのパラメーター値から
少し離れた値の溶剤を使います。
(※このパラメーターは個々の溶剤の持つ定数の一つ)
すると樹脂は解けるまでいかず
緩んだ状態になります。
そこにさらに離れたパラメーター値の溶剤を
ガンで吹き付けて物理的に吹き飛ばします。
緩めて剥ぎ取るわけです。
まあ、何の事かわからなくていいと思います。
要するに
風合いを変えずに取れたら良いだけの事ですから。
何はともあれ
高価なプレミアムダウンですから
周りには充分注意してお召しくださいませ。
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