高級なレザーになると
素材の味・風合いなどを最大限に生かすため
塗装や表面処理を最小限に抑えています。
今回のお品は上品なゴートのレザーでしょうか、
赤ちゃんの肌のように柔らかくデリケートです。
何を間違えたか袖の二の腕あたりに
シールを貼ったようで
剥がした時に塗装も一緒にお持ち帰りのようです。
まだ一度も袖を通してないらしく
しわひとつありません。
セミアニリン系なのか
水も油も容赦なく吸い込みます。
おそらく補正時もどんどん吸い込んで
修正部分がごわつく可能性があります。
染料ではこのいぶし銀のような艶が出ないので
ここはひとつアニリン系には犬猿の
顔料をお見合いさせるか。
ミクロとは言いませんがミリ単位で
吸い込みを抑えながら錯視も使っての部分修正。
何はともあれくれぐれも
上品なレザーにはシールを貼らないでくださいね。
レザーでお悩みはなら
中塚クリーニング「RoyalMIYABI」