今日はちょっとコーヒーブレイク
ガラスの赤は銅やセレン、金などで出ますが
中でも金で出す赤は透明度が高く
吸い込まれそうな魔性の魅力があります。
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ただ扱いが難しく
添加量・温度・時間など
微妙なさじ加減で色が変化し
特に淡いピンクに近い赤は
安定的に色を出すのが難しいのです。
唯一
かつて堺にあった〇〇ガラスだけがこの金赤を
自在に操れました。
今はもうありません。
そしてそんな金赤のレシピは
絶対に公開されることはありませんでした。
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そんなレアな金赤の箱入り娘が
三宮の小さなガラス屋ナツメ商会に
ひっそりと嫁入りを待っておりました。
この道60年以上の
ナツメのおじちゃんがこの夏
店を閉めるらしいです。
ちょっぴりさみしいなぁ。
惜しみながら懐かしみながら
おじちゃんとガラス談義をしておりましたら
掘り出し物とも言うべく
このグラスを手に取り
堺の職人のお話を聞かせてもらいました。
そして
とうとう「Royal MIYABI」に
嫁がせていただく事になった次第です。
おっちゃんいつまでもお元気で! by 「Royal MIYABI]