(2014年11月22日投稿分です)
バッグの中にこぼしたシミと
外側からついたシミでは
作業内容が異なります。
今回は外からの不可抗力によって
お茶がかかったシミです。
いずれも完全に取りきるのは不可能なので
可能な限りの除去とメンテナンスです。
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ヌメ革は革本来の質感や色合いを
時経の変化とともに楽しむ
いわゆるヌメを育てるといった楽しみを
味わうものです。
見てくれで顔料でシミを隠したり
いつまでも真っ新の状態を保ちたい
という感覚はヌメ革には当てはまりません。
わが子を育てるように・・
中には反抗期の子供のように
親の意に沿わない育ち方の時期もありますが
信じてお手入れしてあげれば
やがて素晴らしい深みのあるヌメに
成長していきます。
愛情を持って
成長を見守ってあげましょう。
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ちょっと反抗期のヌメですが
よろしくお願いいたします。
「Royal MIYABI」