最近メガネが合わないのか
目が疲れやすく肩がこる
などとお客さんと話していたら
おたくの様なこだわりと頑固さを持った
メガネ屋さんがあるので
一度行ってみるといいよと
教えていただき
夕刻に早速尋ねてみた。
店内にはドイツマイスター認証のデュプロマが目を引く。
今日は検査だけ。
何度も何度も同じ検査をし
なんだか目が馴染んでくるのか
目が無理に合わそうとしてるのか
訳が分からなくなってくる。
その旨をマスターに伝えると
「それも想定内です。
視力も血圧と同じで一定でない。
機械はその数値だけしか読み取れないので
私はその数値の変化を見て
癖を探ってるんです。
これは機械では出来ません。
この次は目の疲れてない午前中にもう一度検査します。
それでレンズを決定しましょう。」
と言う訳で出来上がったメガネがこれ。
仕事に適した中近重視のメガネ
フレームはレトロっぽくちょっと冒険。
ついでに奥方のメガネも作っていただきました。
「このメガネはあなたの癖をよく知ってますから
だんだん馴染んできますよ。
もし不具合ありましたらすぐに持ってきてください。
私の作ったメガネは最後まで私が面倒見ます。」
きっとお客さんが言っていたウチとよく似ていると言うのは
この事だったんだな。
「癖を見抜く」
勉強させていただきました(。。m
*
確かに私共の仕事において
手洗いでしかできないタイミングとさじ加減
手仕上げでしか出せない丸味やソフト感
機械には出来ない「いせ込み」や「おい込み」が
お客さんの癖に合わせた着心地やシルエットをかもし出す。
そして
私共の提供する着心地シルエットをお客様が着こなす
お客様との共演がお召し物をより輝かせるのです。
これが私共と客様との共有する「歓び」なのです。
今日はビフォーアフター事例なしです。
さて、
このメガネをどう輝かせていきましょうかねぇ。
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