革のあじを重視するために
また革の良さを理解してくれる
お客様が増えてきた事もあって
最近は安易にリメイクせず
お手入れメンテナンスでリフレッシュするケースが
増えてまいりました。
今回はベージュ色のバッグですが
持ち手の部分の黒ずみ、本体の黄ばみ
破れの修理です。
黒ずみは汚れもあるでしょうが
取っ手のメッシュ部分が
とても繊細で芸術的な色柄ですね。
お客様のご注文は
「本体のベージュが黄ばんで汚らしいので
色替えして欲しい」との事。
「ん~実に惜しい!!
こんな色再現できませんよ」
こちらもかなりネバリましたが
お客さんの気持ちも分からなくもない。
コーデが難しそう。
結局、冠婚葬祭にも使えるように
黒に色替えとなりました。
真逆の色となりますので
擦れはげがあっても目立たないように
先に染め込みをするのですが
これまたしっかりした表面処理で
シボやギャザー部の隙間に
なかなか染まり込みません。
下処理なので粗くてもいいのですが・・
みたいなことを言いながら
小さなロゴマークも
細部にわたって細かいマスキング
みたいなこと言いながら
メッシュの隙間は苦労しましたねぇ。
みたいなこと言いながら
本塗り作業となります。
修理部分は端切れで補強し色修正。
今回はこんな工程の作業をしてるんだよ
みたいなことを言いながら
真っ黒になった指先に向かって
今日もよく頑張ったな
後はゆっくり風呂入って
美味しいビールを呑もうな。
みたいなことを言いながら
みたいなことを言いながら
みたいな・・・・
お疲れ様でした。
バッグのメンテナンスなら
中塚クリーニング「Royal MIYABI」