お子ちゃまが油性マジックで
スカートにちょっとお絵かき。
お問合せご相談で写真を見たとき
わー豚革だ大変だ、と思いましたが
よくよく聞いてみると素材はポリエステル。
まあ、難なくと言う訳にはいきませんが
起毛なので毛足が折れないように
難なく無事終了。
お子ちゃまも今度はキャンバスを変えて
絵心に目覚めてください。
**
ところで天然皮革とフェイクの違いご存知ですか?
簡単に線引きしてみましょうか。
*
*先ず、天然皮革とレザーの違い*
天然皮革はそのままですね。
レザーにはフェイクも含まれます。
つまり人工皮革も合成皮革もレザーとなります。
素材表示でレザーとあればそれは天然皮革とは限りません
天然皮革の場合は「本革」とか動物名が表記されます。
購入時は素材表示をよく確認してね。
*
*合成皮革と人工皮革の違い*
合成皮革は基布(生地)の上にポリウレタンや塩化ビニルなどの
樹脂を塗布し革様のシボを型押しします。
一方人工皮革は基布に不織布やスポンジを組み合わせ
二重構造にする事でより皮革の構造に似せてます。
どちらも表面が樹脂ですので天然皮革より水に強く
経年変化がないので一般衣料品と同じような感覚で
着られますが寿命は製造から3~5年と短いです。
そろそろ寿命が近づくと空気中の湿気と反応して
少し重く感じられ、
やがて表面がベトベトしてきます。
いわゆる加水分解というやつです。
これは一度発動すると止まりません。
時々加水分解を止める処理などと謳ってる所もありますが
一時的に表面をサラッと見せるだけで
絶対に止まりません。
湿度の高い日本では特にです。
短い一生ですからその時の流行ものとして
有意義に着こなしてあげてください。
*
天然皮革は経年変化がその持ち味で
着るほどに風格と着心地感が湧き
いたわりとケアで数年十数年付き合えます。
飽きのこない堂々とした本物を選びましょう。
人間と同じように生きた証し、
歳と共に刻まれる経験・シワ・苦労・傷跡・・
が
輝きなのです。
レザーのメンテなら
中塚クリーニング「Royal MIYABI」