1. ホーム
  2. バッグ
  3. キャンバス地バッグの色修正

今年も半分過ぎてしまいましたね。

各地で規制も緩和されてきてますが、

まだまだ

コロナ渦はおさまりそうにありませんね。

少し余裕が出てきたのか

手落ち、失敗、責任など

ネガティブなキーワードが目立つようになってきました。

誰かを加害者にしないと

はけ口がないのでしょうか。

しかしみんな一生懸命やってるし、被害者なのです。

*

阪神大震災の時期に

我が息子は小児がんを宣告され、

震災とダブルショックで

平穏な生活は一変しました。

仕事、お金、家族・・。

でもこれが現実で受け止めるしかないのです。

誰が悪い?何が悪い?

この子ですか?

責任追及すると矛先はどこに向かいますか?

責任追及しておさまりますか?

この時私が思ったことは

小児がんは家族みんなの病だと。

そしてこの病と向き合うために

それぞれの請け負いがあるのだと。

息子は体を請け負い、妻は看病を請け負う

兄弟たちは寂しさを請け負い、

そして私はがんと向き合うための情報収集を請け負う。

何の知識もない私は先ず

一から医学の勉強です。

それぞれが自分の役割を遂行し、

家族が一つになる事で病と立ち向かっていけると信じました。

経過が悪い時は落ち込みますが

誰も批判しません。愚痴も言いません。

この子さえいなかったら・・と言う

悪魔のささやきにも、

一つの家族と言う力に守られました。

ただ良くなることを信じ、

自分のやるべきことを一生懸命続けるのです。

命に直面した息子は一番苦しかったでしょうが

みんな一生懸命で、辛い思いに差はありません。

お陰様で苦しい闘病の末、

一年後息子は無事退院できました。

この経験で家族は強くなりました。

皆それぞれ活躍しております。

この時期の経験は

今現在、仕事で不可能を限りなく可能に近づける

執念となりました。

革の技術も

この時期に学習した皮膚のアナトミーの副産物なのです。

今回のコロナの一件も私はよく似ていると思います。

政府、病院、各自治体みんな必死で頑張ってくれてると思います。

そして皆さんも日本と言う家族の一員ですから

ネガティブな思考はせず

自分の請け負うべく役割は何か?を考えれば

きっと平穏な日常がやがて取り戻せると思います。

日本は強制ではなく

自粛で乗り切れる民度の高い民族なのだから。

*

さてさて重たい話はこれくらいで

本日のお題は

布製バッグの擦れ剥げ修正です。

 

チャック部分や角が擦れやすく剥げてます。

これはこれでジーンズのように味があるのですが、

クライアントは新品の状態ではなく

もう少しましに剥げを抑えたいそうです。

何が難しいかってジーンズのように

紺色と白が混在しているいわゆる霜降りのようなので

ただ紺色を調色して塗っても合わないのです。

そこで私の顔料マジックで施工です。

顔料は染料のように染まり込まないので

色のメリハリが出しやすいのです。

そしてクライアントの要望の

擦れ剥げを少し抑えた状態ですが。

これは日本の伝世品の修復と同じ考えで

時系列の変化を考慮して復元するという事です。

伝世品は出土品と違い、

環境の影響を受けて少しずつ変化していく物

例えば建物や仏像モニュメント、絵画書物など

定期的なメンテナンスを継いでいく物。

やはりお洒落度の高いクライアントは

使用感に価値を見出しますね。

これぞお洒落の熟し(こなし)です。

そしてご要望にお応えできるのが

我が顔料マジックなのです。

生地自体がすり減ってしまう前に

定期的なメンテナンスお勧めします。

 

 

バッグのご相談なら

セレブが選ぶ高級クリーニング

「Royal MIYABI」