今回のご紹介はバッグに服地の色移りです。

白いバッグなので特に目立ちますね。

服地の染色堅牢度(染料の定着度)に問題があり

着用時に擦れ付いたものと思われます。

擦れ付いたとは言えバッグは顔料塗装なので

顔料に含まれる樹脂が擦れ付いた染料を取り込んで

いわゆる顔料に融合した状態になってるわけです。

なので

付いた色を取り除こうとすると

元の顔料までも取ることになる訳で、

シボ(革表面のシワ)が消失したり剥げたりのリスクを伴います。

よって

上から顔料で隠ぺいするしかないのですが

白色は往生際が悪く、

分厚く塗らないと隠れきらないのです。

そうなるとシボもなくなり、

手触りとか艶とか風合いが変わってしまいます。

そのレベルの仕事ならどこでも出来ます。

ひと手間ふた手間

ちょっとシークレットな薬で

樹脂は溶かさず染料を流す。

動画でお見せしましょう。

これで7割ほど落ちました。

後はいかに薄く隠ぺいするか、

ここはお見せできません。

*

白は言わばキャンバスですから、

何色でも受け付けます。

花嫁さんが純白の衣装を着るのは

「あなたの色に染まります」の誓いの表現

(今では死語ですが・・。)

バッグはいくら従順でも染まってもらっては困ります。

コーディネートの時はくれぐれも

白い布を湿らせて色移りしそうな着衣を軽くこすり、

白い布に色が付かないか

染色堅牢度のチェックをしてみてください。

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