(2015年1月13日投稿分です)
お客様が襟周りの汚れを取ろうとして
漂白処理をしたところ
余計に黄ばんでしまったそうです。
おそらく塩素系の漂白剤を
使ったと思われます。
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塩素系の漂白剤で処理をすると
繊維表面が化学変化を起こし
他の漂白処理や染料での色補正は
不可能になります。
最近よく「家庭で出来る・・」系の本を
よく見かけますが
注意事項をよく読み
漂白に塩素系を使用されることは
お避け下さい。
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今回は再漂白も染料色修正も出来ないので
顔料に手の最終手段で
ファッショニングいたしました。
通常起毛地に顔料を使うと
樹脂で繊維が絡み
硬くゴツゴツになるのですが
樹脂の性質をよく理解し
使いこなすことで
禁じ手も奥の手となります。
光の加減で色合いが違いますがご勘弁を。
ざらざらガチガチにはなっておりません。
末永く御愛着くださいませ。
「Royal MIYABI」